Web上に書類や写真などを保管できるオンラインストレージサービス。インターネット上の書類倉庫ともいえるこれらのサービスは、外出先などからも端末を問わずにデータにアクセスできる点が大きなメリットだ。
現在、数多くのオンラインストレージサービスが存在し、その多くは一定の容量までは無料で利用できる。そのため、サービス選びや使い分けで迷ってしまうことも多いのではないだろうか。主要な5つのオンラインストレージサービスを比較した。
1)豊富な機能が魅力の「Dropbox」
ビジネスシーンでも利用されることの多いDropboxは、2GBまで利用できる無料プランに加えて、2種類の個人向け有料プランが用意されている。
Dropboxの魅力は機能の豊富さだ。スマホなどの写真を自動でDropbox内にバックアップする「カメラアップロード」や、ファイルを30日間までさかのぼって過去の状態に戻せる「バージョン履歴」などの機能は、無料プランでも利用できる。
さらに有料プランでは、Dropbox内のファイルをPC本体にも保存するか、オンラインのみで利用可能な状態にするかを個別に選択できる「スマートシンク」も利用可能。この機能はPCのハードドライブ容量が少ない場合に役立つ。
ただし、無料2GBの次が2TBの有料プランという構成なので、「少しだけ容量を追加購入したい」といった場合には使いづらいのが難点だ。
2)無料で15GBまで使える「Googleドライブ」
Googleドライブは、無料容量が15GBと他のサービスに比べて大きいことが特徴。
おなじみのGmailや、「Googleドキュメント」をはじめとしたWebアプリケーションで作成した資料、スマホの写真を同期する「Googleフォト」といった各種Googleのサービスのデータ保存先としてもGoogleドライブのストレージが利用される。
Googleアカウントがあればすぐに使える手軽さもGoogleドライブの魅力だ。ある程度ネットを利用する人であれば、たいていはGoogleアカウントを持っているので、他の人とオンラインストレージを使ってファイルを共有したいときの有力な選択肢となる。
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