静岡放送(SBS)
防災最前線です。2019年、台風の被害で大規模な断水が発生した熱海市では、住民に水を配るのに時間がかかり、給水車がスムーズに回れないという課題がありました。そこで今、「簡易水槽」という水を一時的に保管する組み立て式の容器が注目されています。
記者「これは給水車ですよね?水を入れている入れ物は何ですか?」
焼津市地域防災課 望月海渡さん「焼津市で備蓄している災害用の給水袋。1つに500リットルの水が入ります」
給水袋、または簡易水槽などと呼ばれる水を一時的に保管する容器です。一般的なポリタンク50杯分の水が入ります。
これまでの災害では住民一人ひとりに給水車から直接、水を配っていました。この方法だと、1人あたり1分から2分、時間がかかってしまいます。簡易水槽ならば50人分の水を約2分で貯めることができ、給水車を効率よく回せます。
焼津市地域防災課 望月海渡さん「こちらが先ほどお見せした給水袋です」
焼津市は、2019年度中に市内46カ所すべての避難所に簡易水槽を2個ずつ備える計画です。
高柳上町内会 中村茂夫地域防災指導員「簡易水槽は黄色とブルーの2つ」
藤枝市では町内会の自主防災組織が簡易水槽を備え始めました。組み立てるとかなり大きな水槽になります。
高柳上町内会 中村茂夫地域防災指導員「最大で2500リットルの水が入る」
オレンジの水槽には生活用水を、ブルーの水槽には飲み水を入れる想定です。しかし、水をいったん簡易水槽に保管することで気になるのは衛生面です。
高柳上町内会 中村茂夫地域防災指導員「緊急時の浄水装置です。有事の際にはどんな状態か分からないので、汚れた水でもきれいにする。手動のポンプで1時間に1000リットルのろ過ができる。いざというときに簡易水槽があると安心」
市は簡易水槽や浄水器の導入を後押しするため半額を補助しています。
藤枝市地域防災課 永田勝巳課長「指定避難所には簡易水槽があるが、自主防災会の皆さんが補助金を受けて水の配給をする。有事の際に地域のことは地域でやるという、自主防災会の力が強くなる」
水の確保は災害対策で最も重要な課題のひとつです。簡易水槽を導入した市町では地域の防災活動も活発になっています。
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