家族宛ての軍事郵便やアルバムといった、家庭に眠る戦争体験世代の遺品が散逸の危機に直面している。終戦から75年以上がたち当時を知る家族や親戚が少なくなる中、「捨てるには抵抗があるが、保管も難しい」と、頭を悩ませる遺族もいる。
◇ ◇
潟上市の佐々木加代子さん(70)は昨年10月、たんすの引き出しから古い手紙の束を見つけた。4年前に亡くなった義父の遺品の一つで、複数の手紙がひもでとじられ、3センチほどの厚さがあった。赤字で「軍事郵便」と書かれているものが多く、見慣れた親族の名前の中に、義父の戦死した兄の名前もあった。
※この記事は「有料会員向け記事」です。有料会員(新聞併読、電子版単独、ウェブコースM、ウェブコースL)への登録が必要です。
(全文 1619 文字 / 残り 1358 文字)
からの記事と詳細 ( 戦禍の記憶:戦争体験世代の遺品 家庭での保管に苦慮 - 秋田魁新報 )
https://ift.tt/356ZtUU
0 Comments:
Post a Comment