新型コロナウイルスの感染拡大で困窮し食料難に陥る家庭が増える中、県社会福祉協議会(社協)などが、支援物資として配る食料を保管するための大型倉庫を長野市に開設する。県内各地の市町村社協などで扱いきれない食料をいったん引き取り、不足する地域に配送する調整役を担う。県社協の担当者は「全県的な食の助け合いを進めたい」と話している。(我那覇圭)
倉庫は「より良い暮らしに結び付ける」という願いを込め、「むすびや」と名付けた。長野市の社会福祉法人「信濃福祉施設協会」が所有する福祉施設の提供を受け、まずは計百二十平方メートルの二部屋に米やレトルト食品、缶詰などを保管。県社協のスタッフが、必要に応じて各地の社協に配送する。
施設には小型の体育館などもあり、倉庫としての利用が見込める。社協と同様、県内で食料支援を続けるNPO法人「フードバンク信州」も冷蔵庫を貸し出すなど協力。県内各地の困窮世帯に食料を個別配送している長野市社会事業協会のほか、地元の長野市社協も利用する。
県社協によると、県内の社協では、企業や農家などから食料の寄付の申し出があっても保管場所がないため、断るケースもあった。
一方、長野市社...
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