Wednesday, June 2, 2021

ロシアの博物館が出征旗保管 「遺族分かれば公開も検討」 - 中日新聞

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(上)佐々木敏夫氏が持ち主とみられる出征旗 (下)安達幸次氏が持ち主とみられる出征旗=いずれもモスクワの中央軍事博物館で

(上)佐々木敏夫氏が持ち主とみられる出征旗 (下)安達幸次氏が持ち主とみられる出征旗=いずれもモスクワの中央軍事博物館で

  • (上)佐々木敏夫氏が持ち主とみられる出征旗 (下)安達幸次氏が持ち主とみられる出征旗=いずれもモスクワの中央軍事博物館で
  • モスクワの中央軍事博物館で対日戦の展示品を前に説明するウラジーミルさん

 「ロシア中央軍事博物館に日本語が書き込まれた日の丸が保管されている」と本紙モスクワ支局に市民からの情報提供があり、同博物館に照会したところ、第2次大戦の終結後にソ連兵が朝鮮半島で収集した出征旗2点の存在を確認した。同博物館は遺族が特定されれば、旗の特別公開を検討するとしている。

 本紙に情報を寄せたのはスターリン体制下で、親族がソ連の強制収容所に送られたという市民。この収容所には日本人のシベリア抑留者もいたため、日本について興味を抱いたという。

 出征旗は二点とも幅約八十センチ余で絹製。ウラジーミル・アファナシエフ上席研究員(66)によると、一九四五年十月、朝鮮半島北部(現北朝鮮)咸鏡南道(ハムギョンナムド)の内陸部で殺された日本兵の持ち物だったと伝えられ、博物館内では「サムライの旗」と呼ばれている。博物館は五月下旬に本紙に撮影を許可した。

 二つの旗は、それぞれ所有していたとみられる佐々木敏夫氏と安達幸次氏への宛名があり、武運長久や近しい人の名が書き込まれている。

 両氏の出身地、軍の所属は不明だが、安達氏の旗には名前の下に「助役」の呼称が付されている。旗は戦後七十六年間、戦利品としてロシ...

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