<日本生命セ・パ交流戦:楽天5-6阪神>◇13日◇楽天生命パーク
セ首位の阪神が6連勝で貯金20に到達した。「日本生命セ・パ交流戦」の楽天戦。同点にされた直後の9回2死三塁、1番近本光司外野手(26)が決勝の三塁打を放った。5回の5号2ランを合わせて3安打3打点でけん引。全6点を2死無走者から奪い、9番梅野隆太郎捕手(29)はうち3度四球を選んで攻撃をつないだ。パ首位に3タテを食らわし、2位と今季最大の7ゲーム差。リーグ戦は18日から2位巨人との「伝統の一戦」で再開する。
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「よっしゃ!」。阪神1番近本は思わず声を出した。9回2死三塁。フルカウントから松井の138キロフォークをたたく。一塁線を破り「気持ちが出ちゃって」と声を出しながら駆けた。三塁へ到達すると左手を上げ、仙台の虎党の歓声を浴びた。
近本 梅野さんが2死から粘って粘って粘って塁に出てくださった。何としても後ろにつなぐ気持ちで打席に入った。
9番梅野の“足スト”が効いた。2死走者なしで、追い込まれてから8球粘り、10球目で四球をもぎ取った。近本の2球目でディレードスチール。ベースカバーに遅れた二遊間が捕球できず、三塁まで進んだ。
梅野 チームのテーマ、チャレンジャー精神があったからこそ準備して行けた。得点圏に行けばチカがかえしてくれ、と。結果として上出来。
両リーグ最多のチーム59盗塁目。矢野監督も「相手にかなりプレッシャーを与えられたしすごく大きな盗塁」と陰のヒーローをたたえた。8回に藤浪が同点弾を浴びた直後、かつ交流戦最後の攻撃イニングで、ミスを恐れない積極的なチームカラーを全開。ここまで31試合でわずか2失点だった守護神攻略へつなげた。
梅野は2死走者なしから3度四球で出塁。近本がそれに応え、5回は2ラン、7回は右前打で中野の2点適時打を呼び込んだ。逆転され、再逆転し、そして追いつかれる一戦で強さを証明して交流戦を終えた。
矢野監督 2アウトから出て得点につながっているんで。挑戦したり、超積極的にいくとか、諦めないとか。そういうものが交流戦でも出せたのかなと思います。
DH制のある交流戦限定の“ウメチカ”が機能して6連勝とし、08年以来の貯金20。宿敵巨人と今季最大の7差に広げ、これ以上ない形で18日に甲子園で迎え撃つ。
近本 倒さないといけない相手ですし、勝たないといけない相手。しっかり休んで、またいいスタート切れるように頑張っていきたい。
春季キャンプで「今年からは黄金期に入ります」と一本締めした選手会長の言葉が、日に日に現実になりつつある。【中野椋】
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