Nippon News Network(NNN)
福島県二本松市の高齢者施設で、適正に保管されていない新型コロナウイルスワクチンが１００人に接種されたことが分かりました。 二本松市によりますと、市内の高齢者施設で、本来は搬入されたワクチンを冷蔵で保管すべきところを冷凍で保管し、再解凍したものを接種していたということです。 先月２０日の接種で、施設の担当者が再凍結、再解凍したワクチンは使用できないことに気づき、市に相談しました。それまでに、この施設では４月下旬から２度の接種が行われていて、入所者と職員あわせて１００人が、再解凍したワクチンを接種していました。今のところ、体の異常を訴える人はいないということです。 二本松市は、安全性や効果が担保できないとして、残る７０人分のワクチンを廃棄するとともに、接種を受けた人の健康観察を続けることにしています。
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