金沢海上保安部は六日、昨年一年間の管内での海難発生状況（速報値）を発表した。人身事故は前年比八人減の十人、船舶海難も九隻減の六隻と、いずれも過去五年で最少となった。海保によると、マリンレジャーを楽しむ人が多くなる夏場に波が高くなるなどして船を出す人が少なかったことが影響したとみられる。
人身事故のうち、死者・行方不明者は四人（前年比六人減）。全体の内訳は船舶からの転落などが二人、遊泳中が五人、海浜事故（自殺など）が三人だった。指定された海水浴場以外の岩場や、開設期間外の海水浴場での遊泳で事故になるケースが目立った。
船舶海難を船種別にみると、漁船が四隻、プレジャーボートが一隻で、その他が一隻。転覆や機関故障などだった。
海保の担当者は「遊泳中の事故は横ばい。事故を防ぐため、指定された海水浴場を期間内で利用するようにしてほしい」と呼び掛けている。（本安幸則）
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January 07, 2020 at 09:44AM
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昨年の海難事故 過去５年で最少 金沢海保管内 - 中日新聞
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