Friday, November 24, 2023

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放置された“さまよえる遺体”問題 引き取り手が見つかるまで行政が業者に保管依頼 コストは業者持ち  | 東海地方のニュース【CBC news】 | CBC web

“超高齢化社会”と呼ばれて久しい日本…身寄りのない人が亡くなるケースも増えています。愛知県岡崎市の葬儀場で、引き取り手のない遺体が放置されていた問題を追跡取材。現在の日本社会が抱える課題の縮図ともいえる「さまよえる遺体」の実情を追いました。

引き取り手のない遺体 保管を業者に依頼していたのは…行政だった

2023年11月1日、愛知県岡崎市の国道沿いにある元葬儀場。経営難で営業をやめていたこの場所で、棺に入った2人の遺体が見つかりました。発見された遺体は、腐敗が進んだ状態で、棺の中で放置されていました。遺体の身元は、1人が2023年7月に碧南市で亡くなった独居の60代男性。もう1人は2023年10月、愛西市の高齢者施設で亡くなった80代の男性でした。

この葬儀場を経営していた元住職の男性は、廃業状態になった後も、頻繁によそから遺体が運び込まれていたと証言しました。

(葬儀場の経営者)
「おかしなことに、元従業員が遺体を(店に)入れているんですよ。きのうも行ってみたけど、遺体があったから」

遺体の保管場所としてここを使っていたのは、以前従業員だった三河地方のある葬儀業者。腐敗していたとはいえ、遺体を保管していたことに法的な問題はありませんが…注目すべき点は、業者に遺体を預けていたのが愛西市と碧南市という「行政」だったことです。

取材に対して愛西市の担当者は、「現在も男性の戸籍を調査して親族を探している」と話しました。亡くなった男性は2人とも身寄りがなく、葬儀が行われる見通しが立たないため、碧南市と愛西市は、親族と連絡が取れるまでの間、遺体の保管を業者に依頼していたのです。

遠くの業者に頼んだ理由は…価格の安さ。碧南市と愛西市の担当者は「大手の葬儀業者に比べ価格も安く、深夜や土日でもすぐ対応してくれる」「『大手よりも安くやります』と営業があった」と話していました。

墓地埋葬法では、遺体の身寄りがない場合、最終的には地元の行政に葬儀をあげる責任がまわってきます。行政にとって葬儀費用は大きな負担で、安く引き受けてくれるこの業者に頼むことが多かったということです。

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