岡山県笠岡市は31日、市内の高齢者福祉施設が保管していた米ファイザー製の新型コロナウイルスワクチン計138回分を、温度管理の不備で廃棄処分する、と発表した。 【グラフ】岡山県の新型コロナウイルス感染者数と医療提供状況 市によると、ワクチンは入所している高齢者向けで、この施設には25日に笠岡市立市民病院から270回分が送られた。132回分はすでに接種に使われ、残りは施設内の冷蔵庫に42回分、冷凍庫に96回分が保管されていた。 30日に電気設備の点検があり、施設は1時間停電。同市では零下20度の設定が決まっていた冷凍庫が一時、同7度まで上昇。通電後は再び同20度まで下がったという。その間の冷蔵庫の温度は不明。市は事前に各施設に対し、ワクチンは再凍結すると使用できない点を説明していたとしている。 31日午前に施設から報告を受け、製造元に問い合わせた市は、冷凍、冷蔵保管分は使用できないとの回答を受け、全ての廃棄処分を決めた。 市は調査中を理由に施設名は公表していない。小林嘉文市長は会見で「貴重なワクチンの廃棄となってしまい、接種を待っている市民に心からおわびしたい」と陳謝した。
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