再現実験行い確認…ロッカー保管の消毒液が反応 山陽新幹線の運転士らアルコール検知
更新:2021/09/28 09:55
山陽新幹線の乗務員から基準値を超えるアルコールが検知された問題で、原因は消毒用のアルコールによる誤検知だったことがわかりました。
JR西日本によりますと、9月27日に山口県の新岩国駅で行われた呼気によるアルコール検査で、新大阪行きの新幹線に乗務予定だった運転士と車掌の2人から基準値を超えるアルコールが検出されました。
社内の聞き取りに対して、運転士と車掌は「飲酒していない」と話し、その後の調査で共有ロッカーに保管していた消毒用のアルコールが漏れ、検査機器がそれに反応した可能性が高いことがわかったということです。
JR西日本が同じ条件で再現実験を行ったところ検査機器がアルコールを検知したということです。
基準値を超えるアルコールが検知された影響で山陽新幹線の一部区間が運休するなど、約300人に影響が出たということで、JR西日本は「同様の誤検知が起きないよう再発防止に努める」としています。
(2021年9月27日放送より記事を作成)
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