1970年代にヤクルトで左腕エースとして活躍し、通算93勝を挙げた安田猛(やすだ・たけし)氏が死去したことが20日、関係者の話で分かった。73歳。福岡県出身。身長173センチと小柄ながら抜群のコントロールを武器に、78年の球団初となったセ・リーグ優勝、日本一に貢献した。遺族の意向で詳細は公表されていないが、2017年にスキルス胃がんで余命約1年と診断され、闘病していた。
技巧派左腕として1970年代のヤクルト投手陣を支え、人気漫画のキャラクターとしても親しまれた安田さんが、天国へ旅立った。
2019年7月に行われた球団設立50周年を記念した初のOB戦。一回2死から登板して2球を投げ「いかにタイミングを外すかということを考えていた。右脚を上げないで投げたりした」と現役時代を振り返ったのが、公の場での最後の雄姿となった。コロナ禍もあり、遺族の意向でこの日までに死因など詳細は公表されていない。
福岡・小倉高から早大に進み、小坂敏彦(元巨人)、谷沢健一(元中日)、小田義人(故人、元ヤクルト)らと68年秋の東京六大学リーグ優勝に貢献した。大昭和製紙を経て72年にドラフト6位でヤクルトに入団。大学まで速球派だったが、プロでは社会人時代に覚えたスローボールを駆使し主に救援で活躍した。
1年目はリーグ最多の50試合に登板。7勝5敗、防御率2・08の好成績で最優秀防御率に輝き、新人王に選ばれた。73年はリーグ最多の53試合に登板し、再び2・02で最優秀防御率のタイトルを獲得。プロ入りから2年連続で同タイトルを獲得したのは稲尾和久(西鉄)と2人だけだった。同年には7月17日の阪神戦から9月9日の阪神戦まで81イニング連続無四死球のプロ野球記録も樹立した。
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