
会見に出席した日本陸連の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダー(64)は中村の状態が上がっていないことをあえて明かした上で「(中村は)完璧な体調ではないので、あまり過度の期待をしないということをお願いしたい」と異例の“応援自粛要請”をした。
瀬古リーダーによると、中村は元日のニューイヤー駅伝後に奄美大島合宿をしていたが、疲労が抜けない状態が続き、満足な練習ができていないという。瀬古リーダーは「彼の力からすれば3、4割の体調じゃないかな」と現状を分析した。
東京五輪が1年延期したことで体調を崩す代表選手が多いことを心配する声もある。瀬古リーダーは「選手たちは人にはいえない苦しみがある。当日は五輪代表選手に対しては優しい目で見てほしい。彼のプレッシャーを緩めてあげたい」と要望。「親心ですかね。狙うのは五輪なので、びわ湖で無理して廉数できなくなると元も子もない」と話していた。
同大会は22年から大阪マラソンと統合され「第10回大阪マラソン・第77回びわ湖毎日マラソン統合大会(仮称)」として行われる予定になっている。
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