新型コロナウイルスワクチンを保管する冷蔵庫や冷凍庫の温度が上昇し、廃棄を余儀なくされるケースが後を絶たない。台風シーズンは10月まで続くため、各自治体は非常用電源を確保するなどの停電対策を講じているが、人為的なミスも含めて事故をゼロにすることは難しく、担当者を悩ませている。【洪玟香】
松田町では停電が原因で保存温度を超えたワクチンを接種したケースが起きた。寄地区で7月13日にあった豪雨で停電が発生。米ファイザー社製ワクチン20本(120回分)を保管する寄診療所の職員が冷蔵庫に非常用バッテリーに接続したまでは良かった。ただ、1分程度で停電が終わった後も常用電源に戻すのを忘れ、44時間放置した。同月15日には庫内の温度が20度になっており、本来であれば廃棄しなければならないが、医師の判断で全て接種したという。
町はそれまでワクチンを取り出すときにのみ温度を確認していたが、1日2回変化がないか温度管理表に記録したり、2人以上の職員で非常用バッテリーと常用電源への接続時に確認作業を徹底したりするなどの再発防止策をとっている。
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