東京電力は、福島第1原発の多核種除去設備(ALPS)で発生する汚泥の保管場所を拡張する。現状では令和10年1月に満杯になり汚染水を処理水へ浄化する作業が滞る懸念がある。東電は敷地内で別の用途に使う施設の建設予定地を転用し汚泥を入れる容器576基分の保管場所を確保。満杯時期を数年単位で先延ばしできるとしている。
第1原発では、1~3号機の溶融核燃料(デブリ)を冷却する水と雨水や地下水が混じり、汚染水が増加している。汚泥は、トリチウムを除く放射性物質をALPSで浄化する過程で発生。直径1・5メートル、高さ1・8メートルのポリエチレン製の容器に詰め、数基ずつをコンクリート製の箱に入れて保管している。
10月19日時点で敷地内の容器は4254基。東電は計4768基分の保管場所を確保しているが、汚泥は年150基のペースで増えている。今回の拡張で計5344基まで置けるようになった。
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