
数年以内に、HDDの1000万倍のデータを保存できるようになる。その根拠がDNAストレージだ。DNAストレージは生命の遺伝子コードを使ってデータを保持する。
Gartnerのジョン・モンロー氏(バイスプレジデント兼アナリスト)は、現在の科学では靴箱サイズのDNAストレージに10ZB(ゼタバイト)のデータを保持できると言う。「4文字(訳注)の美しいコードは、デジタルデータの保存に理想的な方法になる可能性がある。容量は巨大で、他のアーカイブストレージよりも有望だ」
訳注:DNAを構成する塩基、A(アデニン)、T(チミン)、G(グアニン)、C(シトシン)。
研究者によると、DNAに格納できるデータは現在のストレージ技術をはるかに上回り、推定70万〜100万年保持し続ける可能性があるという。DNAストレージはテープあるいはニアラインやオフラインストレージ用の光学ドライブに取って代わるとモンロー氏は見ている。
DNAは極めて堅牢(けんろう)で、暑さにも寒さにも耐える。情報をエンコードしてDNAに合成したら、その状態を保持するための電力は必要ない。DNAのシークエンシングとデコードにより、DNAの4文字のヌクレオチドコードはコンピュータ処理可能な形式に変換される。
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