アマゾンは5月23日、兵庫県尼崎市に立地する Amazon 尼崎フルフィルメントセンター(尼崎 FC)において、自然災害で被災した人々に、迅速かつ効率的に支援物資を届けるためのDisaster Relief Hub(災害支援物資の保管拠点)を開設すると発表した。
<Amazon 尼崎フルフィルメントセンター(尼崎 FC)>
世界中のアマゾンは、企業理念として戦争や自然災害での人道支援に貢献する社会的責任があると考えている。またアマゾンは、地域社会とのパートナーシップを大切にしている。このプロジェクトは、災害支援を専門とするCivic Force及びNPO法人ピースウィンズ・ジャパン、尼崎市役所など、地域のコミュニティとの連携によって実行される。
尼崎FCの中に設置されるDisaster Relief Hubには、約50種類の災害支援物資が合計で約1万5000アイテム保管される。それらの物資は、アマゾンのパートナーとなるNPOの2団体が行った過去 15年間に渡る活動実績データをもとに、避難民のニーズが高かった商品セレクションを行っている。これらの支援物資は、アマゾンとNPOの間で事前に設定された災害時の被害規模の評価(トリアージ)によって、支援の必要性を判断したのち72時間以内に被災地に配送する計画だ。
アマゾンは現在、全国に顧客の利便性を向上させるための物流ネットワークを拡大している。アマゾンの物流拠点であるフルフィルメントセンターでは、「Amazon Robotics(アマゾンロボティクス)」による効率的かつ迅速な商品の入荷・出荷オペレーション、また各地に所在する配送拠点であるデリバリーステーション(DS)は、安全かつ地域の交通事情に即した商品を届けるサービスを展開している。
今回のDisaster Relief Hubは、今夏神奈川県の相模原フルフィルメントセンターにも開設される予定がある他、順次、社会的ニーズに応じたエリアの拡大を計画している。
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