北見市は市内の医療機関が誤って冷凍保管した新型コロナウイルスのワクチンを79人に接種したと29日、発表しました。
北見市によりますと、このワクチンはファイザー社製のオミクロン株対応2価ワクチンで、本来は2度から8度で冷蔵保管しますが、市内の医療機関が温度管理を誤ってマイナス75度で冷凍保管していました。
医療機関ではこのワクチンを先月19日から今月24日にかけて79人に接種しましたが、今のところ健康被害の報告は寄せられていないということです。
また、ファイザー社からは今回のワクチンの保管について、「物理的安定性は許容範囲」との見解を得ているということです。
医療機関では従来のワクチンと同じく冷凍保管できると誤った認識で取り扱っていたということで、接種した79人には個別に連絡しています。
北見市は医療機関の名称は個人の特定につながるとして公表していません。
北見市は市内の各医療機関に改めてワクチンの保管方法を確認するよう呼びかける周知文書を送り、再発防止に努めるとしています。
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