県警行方署によると、420キロを盗まれたのは79歳の農家。10日午後6時ごろ、自宅敷地内にある倉庫に玄米10キロ入り44袋があるのを確認し、シャッターを閉めた。11日午前7時ごろ、シャッターを開けたところ、44袋全てが消えていたという。JA出荷とは別に個人販売用として保管していた新米だった。
農家はシャッターを日常的に施錠しておらず、地域では無施錠保管が多いという。1袋の重量が10キロあることから、複数でトラックなどに積み、短時間で逃走したとみる。
同市では7月、運送会社の倉庫から特定米穀(くず米)150トン、5000袋(900万円相当)が盗まれているのが見つかった。無施錠だったことから、最後に確認された昨年12月下旬以降、複数回に分けて盗まれた可能性がある。
米を狙った窃盗事件を巡っては、11日発覚の現場から南約15キロにある倉庫で昨年9月、「コシヒカリ」玄米1・9トン(38万円相当)が盗まれているのが発覚。倉庫は自宅敷地内にあり、無施錠だった。
警察庁によると、2020年に警察が検挙した刑法犯27万件のうち防犯カメラやドライブレコーダーの映像を基に容疑者が特定された事件は3万3300件と12%を超えている。県警は、これからの季節は農作物の盗難が増える恐れがあるとして、保管場所の施錠や防犯カメラの設置を呼びかけている。
からの記事と詳細 ( 狙われる無施錠保管 茨城県東部、相次ぐ米窃盗 実情に通じた複数犯? - 日本農業新聞 )
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