◇国内女子メジャー第3戦◇LPGAツアー選手権リコーカップ 2日目(27日)◇宮崎CC(宮崎県)◇6543yd(パー72)
4アンダーから出た渋野日向子は5バーディ、2ボギーの「69」でプレーし、通算7アンダー2位で順位を守って大会をハーフターンした。前週の「大王製紙エリエールレディス」を含め、今季は第2ラウンドでスコアを落としがちだったが、連日の60台に納得の様子。「合格まではいかなくても、怒らなくてもいいかな」と、プレーを「60点」と自己評価した。
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初日の好スタートから最終組に入った渋野は序盤2番(パー5)のバーディをきっかけに、11番(パー5)までに5つスコアを伸ばした。「ボギーを打つ要素がなかった。(グリーンの)外に外してもしっかり寄せる、微妙なパーパットも入れて、そういうところを最後まで貫き通せたのは良かった」。パーオン率は83%、フェアウェイキープ率は71%と好調をキープしている。
その中で、反省点として挙げたのはパッティングのタッチ。13番(パー5)でバーディパットを外し、流れを悪くした。「迷っているとかはなかったけど、(強く)打つ必要のないところで打ったり、打ち切れなかったり。欲が出てしまった」。ただし、その後の2ボギーにも「外れたのも自分のラインには打てていた」と自信を持ってうなずいた。
一緒にプレーした首位の原英莉花は、渋野について「(ショットが)芯に当たっている球の飛び方をしている。パターもそうですけど、いまは迷いなくやっているのかな、と強さを感じます」と話した。
同世代の2人は今季「TOTOジャパンクラシック」の初日、「伊藤園レディス」2日目でも一緒に回っており、「(その時は) ちょっと不安そうに見えたときもあったけれど、いまはまったく(見られ)ない。きょう一緒に回って怖いなと思いました」と復調を傍で実感。渋野にとっても、「かなり切磋琢磨してやって、自分も負けないようにという気持ちで18ホール回った」と緊張感のあるラウンドとなった。
「今の自分ならすごくプラスに考えられる。とりあえず、(目標に設定している、1日)3つ伸ばすことは徹底して、自分の気持ちをコントロールできるように。あと2日ある。攻めるところは攻めて、守るところは守って、粘るところは粘って。自分の今の最高のゴルフができるように頑張りたい」。残り36ホールだ。(宮崎市/石井操)
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