契約解除が発表されたアデミウソン [写真]=Getty Images
ガンバ大阪は28日、同クラブに所属するブラジル人FWアデミウソンへの処分を発表した。
アデミウソンは10月25日の8時35分頃に大阪府茨木市内(近畿自動車道内)を運転中に左前側ボディーを走行車線の自動車と接触。しかし、同選手は自動車との接触とは認識せずにクラブハウスへ10時から行われるチームトレーニングに向かったことが明らかに。トレーニング終了後にクラブハウスで大阪府警察本部交通部の高速道路交通警察隊から任意同行を求められ、吹田分駐所にて事情聴取を約4時間受けた。さらに、合わせて行われたアルコール検査の結果、同選手から基準値を超えるアルコールが検出され、酒気帯び運転だったことも判明。これらのことからG大阪は捜査終了まで同選手に謹慎処分(クラブハウスへの立入禁止)を下していた。
警察による事情聴取が終わり、また本人・被害者との示談も成立した結果を受け、G大阪は25日に臨時取締役会を開催。日本サッカー協会統一選手契約書の契約条項に基づき、アデミウソンに関する処分を決定し、契約解除に至ったことを発表した。
処分決定に際し、小野忠史代表取締役社長がクラブ公式サイトでコメントを以下のように発表している。
「このコロナ禍において厳しい環境の中、ガンバ大阪を応援していただいているサポーター・ファンの皆様、パートナー企業の皆様、ホームタウンの皆様、JリーグやJクラブの皆様、そしてスポーツに関わる多くの皆様に大変ご迷惑をおかけしたことを心よりお詫び申し上げます。今回の事件をクラブとして厳粛に受け止め、吹田警察署にご協力を頂き交通安全講習会の開催やJリーグによるeラーニングの再受講等、クラブ全員で再発防止に向けた取組みを実施致しておりますが、クラブ全体でコンプライアンス徹底を継続的に取り組み、信頼回復に努めて参ります」
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