Sunday, December 27, 2020

東洋大は箱根駅伝で再び輝けるか。エースと山上りで「3強崩し」に挑む - Sportiva

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 今回の箱根駅伝は、前回大会覇者の青学大、前回&全日本2位の東海大、全日本を制した駒澤大の"3強"が優勝争いの中心だ。そこに全日本で3位に入った明治大、10000m上位10人の平均タイム3位(28分32秒27)の早稲田大を含めて"5強"とする見方もあるだろう。

 近年の箱根駅伝で優勝争いを演じてきた、東洋大の名前はなかなか出てこない。前回は3つ(2区、5区、6区)の区間新を出しながら総合10位。全日本大学駅伝は"5強"に次ぐ6位に入っているが、エントリー10000m上位10人の平均タイムは9位(28分58秒10)にとどまっている。

 確かに戦力的には厳しいかもしれない。だが、東洋大は今回も攻めの姿勢を崩すつもりはないようだ。

前回大会の5区で区間新記録をマークした宮下隼人 チームエントリーが行なわれた12月10日の監督会見で、酒井俊幸監督は「前回大会で11年連続3位以内が途切れました。もう一度立て直す時だと深く実感しています。前回大会のMVPで、先日の日本選手権10000mで優勝した相澤晃(現・旭化成)が抜けた穴は非常に大きいですけど、全員で埋めていきたい。目標としては途切れた3位以内に再び戻れるような戦いに挑んでいきたいと思っています」と宣戦布告した。

 前回2区で区間記録を打ち立てた相澤、6区区間新の今西駿介(現・トヨタ自動車九州)らが卒業。大幅に戦力がダウンしたこともあり、今季は「育成の年」と位置づけて強化してきた。

 そんな中、昨年12月の全国高校駅伝1区で2位になった松山和希(1年)が5000mで自己ベストを2度更新するなど、1、2年生が成長。全日本大学駅伝では1~4区に児玉悠輔(2年)、松山、佐藤真優(1年)、前田義弘(2年)と下級生を起用し、6区終了時でトップと20秒差の5位と健闘している。

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