Monday, December 28, 2020

ダルビッシュがパドレス移籍、複数選手のトレードで - ニッカンスポーツ

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カブス・ダルビッシュ(2020年3月11日撮影)
カブス・ダルビッシュ(2020年3月11日撮影)

カブスのダルビッシュ有投手(34)が、複数選手のトレードでパドレスに移籍することが28日(日本時間29日)、明らかになった。米国の主要メディアが相次いで伝えたもので、ダルビッシュにとってはレンジャーズ(2012~17年途中)、ドジャース(17年後半)、カブス(18~20年)に続く4球団目の所属チームとなる。

昨季、ワイルドカードで14年ぶりにポストシーズンへ進出したパドレスは、前日までにレイズから18年サイ・ヤング賞左腕のブレーク・スネル投手(28)をトレードで獲得。さらに、韓国プロ野球(KBO)のキウムからポスティング申請していた金河成内野手(25)の獲得にも成功するなど、今オフは積極的な補強を続けてきた。ダルビッシュのトレードでは、カブスで専属捕手のビクトル・カラティニ(27)も同時に獲得するなど、配慮を尽くして迎え入れた。一方のカブスは、交換でパドレスから先発右腕ザック・デービーズ(27)と複数の若手有望株が移るブロックバスタートレードとなる。

パドレスのAJ・プレラーGMは、12年にダルビッシュがポスティング制度を利用してレンジャーズ入りした当時、GM補佐として獲得に尽力。今オフは、06年以来の地区優勝、1998年以来のワールドシリーズ出場へ向け、早い時期からダルビッシュをターゲットに水面下でトレード交渉を続けてきた。

カブスとの間で6年契約で23年まで3年間、総額5900万ドル(約61億9500万円)の契約を残していたダルビッシュは、12球団に対してトレード拒否権を持っていたものの、パドレスは含まれていなかった。

相次ぐ補強により、来季のパドレスは、ダルビッシュ、スネル、ラメットら強力な先発陣が予想され、看板の攻撃陣と合わせて、ワールドシリーズチャンピオンの有力候補となる戦力が整った。

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