2020年最強馬決定戦「第65回有馬記念」(G1、芝2500メートル)は27日、中山競馬場で行われ、北村友騎乗のクロノジェネシス(牝4=斉藤崇)が先に抜け出したフィエールマンをゴール直前で捉えて優勝した。勝ち時計は2分35秒0。
首差の2着には外から鋭く伸びたサラキア、さらに首差の3着にはフィエールマンが入った。
ファン投票1位が優勝するのは2017年キタサンブラック以来3年ぶり16度目。牝馬が勝つのは昨年のリスグラシューに続き2年連続7度目。宝塚記念&有馬記念制覇もリスグラシューに続き牝馬で2頭目で同一年の両レース制覇は史上11頭目。今年の牡牝混合G1で牝馬は9勝目となり、1984年にグレード制が導入されてからの最多記録を更新した。
勝ったクロノジェネシスは父バゴ、母クロノロジストの血統。通算成績は13戦7勝。19年の秋華賞、今年の宝塚記念に続きJRA・G1・3勝目を挙げた。姉は今年の香港カップを制したノームコア。
鞍上の北村友は史上9人目の有馬記念初挑戦制覇を達成。中山での重賞も初勝利だった。今年の宝塚記念(クロノジェネシス)を制して以来のJRA・G1・5勝目。
管理する斉藤崇師はJRA・G1・4勝目となった。
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