Friday, February 5, 2021

大坂、森会長の失言に“なおみ節” 格下にストレート勝ちで4強入り/テニス - サンケイスポーツ

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格下をストレートで下した大坂は、歓声に笑顔で応えた (AP)

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 女子テニス・ギプスランド・トロフィー第7日(5日、オーストラリア・メルボルン)全豪オープン(8日開幕)の前哨戦。シングルス準々決勝が行われ、世界ランキング3位で第2シードの大坂なおみ(23)=日清食品=は同79位のイリーナカメリア・ベグ(30)=ルーマニア=を7-5、6-1で下し、4強に入った。東京五輪・パラリンピックの組織委員会の森喜朗会長(83)の“失言”について、6日に言及すると“予告”した。男女の前哨戦は4日の全試合が中止となり、5日に再開された。

 鮮やかに4強入りを決めた。初対戦のベグにストレートで完勝。上り調子の大坂は、76分で白星をつかむと爽やかな笑顔を見せた。

 「未知の相手を知ることが楽しかった。試合を重ねるごとに良くなっている」

 選手らが宿泊するホテルで新型コロナウイルスの陽性者が出た影響で男女の前哨戦は4日の全試合が中止。1日遅れの準々決勝となったが「今はいろいろな変化を楽しんでいます」と気にせず。第2セットでギアを上げ、1-1から5ゲーム連取で圧倒した。

 試合後の記者会見で、東京五輪・パラリンピック組織委員会の森会長による女性蔑視と受け取れる発言に関して問われると「詳しく知らないので答えられない。これから読むので、また明日聞いて」と回答。6日の準決勝で世界20位のエリーゼ・メルテンス(25)=ベルギー=と対戦した後に言及すると“予告”した。

 大坂は自身3度目となる四大大会制覇を果たした昨年の全米オープンで、黒人被害者の名前が刻まれた合計7枚の“抗議マスク”を着用。人種差別への抗議の意思を示し、話題を呼んだ。2020年にAP通信の「今年の女性アスリート」に選出された“女性アスリートの顔”が発する意見に注目が集まる。

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