<アストロズ5-1エンゼルス>◇11日(日本時間12日)◇ミニッツメイド・パーク
エンゼルス大谷翔平投手(26)が、打って投げて守っての“三刀流”でフル稼働した。今季3度目の投打で同時出場となるリアル二刀流として「2番投手」で出場。打者では4打数1安打、投手では7回4安打1失点、10奪三振の力投を見せた。8回裏には右翼へ回り、9回表の打席に立った。救援陣が踏ん張れず、チームの勝利には結びつかなかったが、攻守で躍動した。大谷の試合後の主な一問一答は以下の通り。
-今日の投球について
大谷 投げ始める前はちょっと体が重いかなと思ったんですけど、それがちょうどいい感じでいけたのかなと思います。
-なぜ体が重くて良かったのか
大谷 全体的に動きというか、メカニック的にもロスなく、効率よく投げられましたし、元気でガチャガチャ投げるよりある程度まとまってたかなと思います。
-右翼の守備はどうだった
大谷 楽しかったです。
-右翼へ回ると聞いた時の反応はどうだったか
大谷 僅差で打席が回ってくる感じのところだったので、もちろん行きたかったですし、良かったんじゃないかなと思います。
-外野のグラブは自分のを使っていた
大谷 元々持ってたので、前回の遠征は持っていってなかったですけど、まあ、ああいうことがあったので、今回の遠征から持ってきてます。
-投球について。直球の制球がいいと投球全体にどういう影響を与えるか
大谷 一番割合が多い球種ではあるので、アグレッシブにそこで攻めていかないと投球の幅も広がらないですし、打たれたのは全部初球の真っすぐ狙いというか、というところでもあるので、ヒットはその代わり出ますけど、リズム良くいけたのかなと思います。
-スライダーの感覚は
大谷 スライダーもいい曲がりしてましたし、体めがけて投げる球も全部、いいところに曲がりにいってたので良かったかなと。
-体が重いというのは疲労か
大谷 疲れというより軽い時差とか、そういう感じのだるさ。だるさっていうか、昨日もまあ、そういう感じかなと思っていたので。
-失投は本塁打を打たれた1球ぐらいで、ボール自体は悪くなかったか
大谷 1、2の3で来たスイングでしたし、力のあるバッターなので甘く入れば、持っていかれる球ではあったのかなと。
-3年ぶりの2ケタ奪三振について
大谷 取りたいところで取れてたのは、良かったかなと思いますね。
-7回も99マイルを計測していた。もう1イニング、2イニング投げたい気持ちはあったか
大谷 そうですね、投げたいというか、行けと言われたら、どこでも行く準備はしているので、継投うんぬんは監督の仕事なので、僕は何も言うところではないですし、任されたところをしっかり抑えるというところかなと思います。
-球数は88球。状態的にはいけた
大谷 そうですね。はい。
-疲労について。全試合出ていて、これから体の重さにどう対処していくか
大谷 試合の疲労感はないので、思ったよりもスムーズに全試合出れてますし、移動の時差とかでどうしても体のリズムが違ったりというのは、しょうがないところではあると思うので、そこはいろいろ、工夫しながらやれたらなと思います。
-球数のペース、球の精度、理想に近づいている
大谷 投げている感覚は悪くはなかったので、どの球種もいいところにいってましたし、カーブも1個三振とりましたけど、ある程度、イメージ通りの球だったので。全球種そういう風に投げられたら、もっともっと投球の幅も広がるかなとは思ってます。
-今季ではベストピッチ
大谷 そうですね。思っていた通りの球が多かったかなと思いますね。フォークにしろ、低めで三振をとりたい場合と、高めから落として見逃しとりたい場合と、そういう使い分けもしっかり出来てましたし、各球種、精度良く投げられたのかなとは個人的には思ってます。
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