ポーランドの博物館に保管されているエジプトのミイラを研究チームがCTスキャンなどで調べたところ、おなかの中に胎児がいる女性であることがわかりました。研究チームは、エジプトで見つかったミイラで妊婦だと確認されたのは世界で初めてだとしています。
ポーランドの研究チームは、19世紀にポーランドに持ち込まれ、現在は首都ワルシャワの国立博物館に保管されているエジプトのミイラについて詳しく調べ、先月29日、調査結果を公表しました。
ミイラはひつぎに記された文字などからおよそ2000年前の男性の聖職者だと考えられていましたが、研究チームがCTスキャンなどで詳しく調べたところ、20歳から30歳くらいの女性だったことがわかりました。
さらにミイラの骨盤のあたりには胎児が確認され、妊娠26週から30週だったとみられるということです。
研究チームは、エジプトで見つかったミイラで妊婦だと確認されたのは世界で初めてだとしています。
女性のミイラのひつぎになぜ男性であることを示唆する文字が記されていたのかや、母子ともにミイラにされた理由などはわかっておらず、研究チームは当時の宗教観や妊娠についての考え方などを知る重要な手がかりになるとして、今後分析を進めることにしています。
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