Box最高経営責任者(CEO)のアーロン・レヴィ。
Mike Windle/Getty Images
- 新型コロナウイルスの感染拡大防止策として在宅勤務が増えていることを背景に、クラウドコンテンツ管理サービス「Box(ボックス)」の利用が過去最大規模に達している。
- 同社のアーロン・レヴィ最高経営責任者(CEO)によると、中小企業のリモートワーク全面移行をサポートするため、フリートライアル版の提供を始めるとともに、容量制限を解除する特別措置をとっている。
- Boxは近日、ビジネスチャット「Teams(チームス)」を含むマイクロソフトのクラウド製品との統合リリースを予定している。
新型コロナウイルスの流行でリモートワークを導入する企業が増え、接続環境と生産性を維持するためにクラウドベースのソフトウエアが重宝されるなか、Boxのコンテンツ管理サービスが注目を集めている。レヴィCEOは目下の状況をこう語る。
「当社製品の利用容量が日々過去最大を更新するような現状が続いていて……企業どうしが協業し、データのアップロードやシェアが増えていく様子を目の当たりにしているところです」
同社は顧客のリモートワークへのシフトを支援するため、中小企業向けに法人向け製品の90日間無償(トライアル)提供を開始。同時に、既存の顧客に対しては、追加コストゼロで各プランの容量制限を解除する措置を打ち出している。
3月16日、「Microsoft 365」との統合を発表するBoxのブログ記事。
Screenshot of Box BLOGS
Boxユーザーは他のクラウドベースのソフトウエアを並行して活用しており、同社のファイル共有サービスとの接続は決定的に重要な意味をもつ。
そのため、同社はマイクロソフトとの協力関係を強化し、ビジネスチャットのTeamsやメーラーのOutlookなどのソフトウエアとの統合製品のリリースを進めている。
「足もとをみると、新しい働き方になるたけ迅速に対応しよう、より多くの業務をクラウドに移行しようという企業があふれ返っている状況です。当社がいまやるべき仕事は、顧客企業が導入しているテクノロジーや、利用している主要なプラットフォームとの統合を、確実に進めることだと考えています」(レヴィCEO)
Boxのユーザーが並行して使うサービスで最も多いのは間違いなくマイクロソフトの製品。リリース間近の統合により、ユーザーはTeamsアプリから直接、Box内にある共有コンテンツを使えるようになる。Outlookのアドオン(拡張機能)も追加される。
また注目すべきは、BoxはマイクロソフトのTeamsと競合するSlack(スラック)とも統合を果たしていることだ。3月5日には協業発展を加速する方針を発表している。
3月5日、Slackとの統合を伝えるBoxのブログ記事。
Screenshot of Box BLOGS
レヴィCEOは、Boxは中立的なサードパーティであり続けることが重要で、マイクロソフト、Slack、セールスフォース、グーグル……顧客が組み合わせて使いたいアプリケーションなら何であれ、接続を実現するのが自分たちの仕事だと強調する。
「当社が市場で果たすべき役割は、企業がファイルやデータを管理する最善の方法を提供すること。顧客が利用しているいかなるアプリケーションからでも、確実にファイルにアクセスできるようにすることです」
冒頭で触れたように、新型コロナウイルス流行を背景に、リモートワークへの適応を急ぐ企業から引き合いが殺到している状況だが、レヴィCEOはこれが将来の成長に直接的に結びついていくと判断するのは時期尚早と考えている。
その点については、競合するZoom(ズーム)のエリック・ユアンCEO、Slackのスチュワート・バターフィールドCEOらも同じ見解だ。
BoxとTeamsとの統合製品は、3月31日に提供が始まる。
(翻訳・編集:川村力)
"ストレージ" - Google ニュース
March 18, 2020 at 02:55AM
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在宅勤務シフトでユーザー急増。クラウドストレージ「Box」が、激戦中のTeams、Slackと同時に手を組む理由 - Business Insider Japan
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