◇国内男子◇ゴルフ日本シリーズJTカップ 2日目(4日)◇東京よみうりカントリークラブ(東京)◇7023yd(パー70)
石川遼は3バーディ、3ボギーの「70」と伸ばせなかったが、後半に2バーディを奪う粘り腰で首位と5打差の通算3アンダー7位に踏みとどまった。
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前半4番でボギーが先行。続く5番で獲り返すも、7番から2連続ボギーをたたいた。風が吹く難しいコンディション。「なかなか芯にあたらなかった。全部ミスショットと言っても過言じゃないくらいの内容」と苦しんだ。
ピンを狙っていけるショットの状態ではないと判断し、折り返しを前に思考を切り替えた。「完璧は求めない。『ミスするなら、ここ』みたいな感じで、ロングパットに頼ることも選択肢にした」
左手前にピンが切られた後半13番では、セカンドショットを左のバンカーに入れるのだけは避けるマネジメントを選んだ。「バンカーからだと、良くて3mとか4m(のパーパット)。(右から)15mの(バーディ)パットを打っても、それよりは寄せられる。15m残すのはすごく悔しいけど、きょうの自分にできることという意味では、受け入れるしかない」と2パットでパーを拾った
致命傷につながるリスクを排除して9番から13番までパーを並べ、14番、17番(パー5)と週末に望みをつなぐ反攻のバーディを引き寄せた。
同組には、「66」で首位タイに浮上したチャン・キムもいた。「違うゴルフ場でプレーしている感じだった」という絶好調の大砲のプレーに目を見張りつつ、「全部思った通りに行くわけじゃない。全然ダメだなってときに、1打に執着できるか。『自分は自分』と切り替えて、どうやってしのぐか。そういうメンタルゲーム的な要素も前向きに楽しめた」と言った。
ミスにも寛容になることで後退を防いだが、連覇のかかる週末に向けて目線を下げるつもりはない。「もちろん、完璧な内容を求めて修正はします。1日の戦いだったら(キムに)ボロ負けですけど、4日間だったら、修正できれば挽回のチャンスがある。(逆に)修正できなければチャンスはない。ギリギリのところかな」と、すぐに練習場へ向かった。(東京都稲城市/亀山泰宏)
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