監督として取手二、常総学院(ともに茨城)で3度の甲子園優勝を成し遂げ、11月24日に肺がんのため89歳で亡くなった木内幸男さんの告別式が3日、取手市で執り行われた。取手二時代の教え子で西武で活躍した松沼博久氏ら約300人が参列した。
棺(ひつぎ)の中には、DeNA仁志敏久2軍監督が巨人での現役時代に書いたサインボールが収められた。仁志氏は「『これは持って行く』と(長女の)京子さんに言われていたと。監督にサインを書いてなんて言われたことがない。記念とか気にしない人なので意外でした。親子みたいな人ですから。ウマが合ったのか分からないけど、他にたくさん教え子もいるのに」と不思議そうに話した。
実は木内さんは巨人ファンだった。長島三奈さんとの2ショット写真を大切にしたり、巨人戦のテレビ中継を見ては「テレビを見ながら指揮していた」(京子さん)という。
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