米野球殿堂が26日、今年の殿堂入り投票結果を発表し、8年ぶり、77年の歴史で9度目の該当者なしだった。通算216勝を挙げたカート・シリング氏(54=元レッドソックス)が総票数401中、71・1%を獲得し最多得票となったが、選出の条件である75%に16票届かなかった。
得票2位は歴代最多762本塁打のバリー・ボンズ氏(56=元ジャイアンツ)、3位は通算354勝のロジャー・クレメンス氏(58=元ヤンキース)で、どちらも現役時代に禁止薬物使用のスキャンダルがあり、資格取得から9年連続で落選。シリング氏も含め、上位3人は来年に資格最終年を迎える。差別的などの問題発言を繰り返してきたシリング氏は発表後、結果に抗議し自身のフェイスブックで「最終年の投票には参加しない。来年の候補から自分を除外するよう要請している」と表明した。
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