◇米国男子◇アーノルド・パーマー招待 初日(4日)◇ベイヒルクラブ&ロッジ(フロリダ州)◇7454yd(パー72)
肌寒い午前中のスタート直後から松山英樹はスコアを大きく崩した。序盤6ホールで5オーバーの乱調。中盤以降の巻き返しで3オーバーに戻すのが精いっぱいで、87位タイと出遅れた。
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アーノルド・パーマーの銅像を背にした、開始1番の1Wショットは左に大きく曲がった。2番(パー3)は3パットと2連続ボギーの滑り出し。パーを挟んだ後の4番(パー5)では第1打が「フォアー!」の声の後、深い左ラフへ。渾身の力を込めた2打目も87ydしか前に飛ばせないほどの強度を持つ芝からの脱出に苦労し、3つ目のボギーをたたいた。
「3番で(フェアウェイをとらえて)、もう大丈夫かなと思ったけれど、4番、6番で同じようなミスをした。先週(WGCワークデイ選手権)の2日目以降はなかったのに」という1Wの左へのミスは、湖が口を開ける6番(パー5)ではなお痛い。ティショットが水しぶきを上げ、ダブルボギーでさらに後退した。次の7番(パー3)までには2m強のパットを3回入れており、「よく5オーバーで止まったな」という内容でもあった。
「朝も良い感じで練習できていたので、自信を持っていけた」だけに、ラウンド中の修正に躍起になった。8番で下り4mのフックラインを沈めて初のバーディ。後半は落ち着きを取り戻したようで、ショットの感触は「最後まで分からない状態でプレーしていた」という。4バーディ、5ボギー1ダブルボギーと出入りが激しく、「75」は7年連続の出場で大会初日のスコアとしてはワーストになった。
首位のロリー・マキロイ(北アイルランド)、コーリー・コナーズ(カナダ)とはいきなり9打差がついた。2日目は予選カットラインとの戦いを強いられる。松山が少なくとも、前向きなポイントに挙げたのがグリーン上。18ホールで32パットながら、ファーストパットでカップを大きくオーバーしたシーンを「ちょっと自信も出てきているので、勝手に強くなっているのかもしれない」と振り返った。左手で握る部分が太い、新しいグリップを装着したパターに良い感触もある。
プレー後はショット練習を終えて帰路に。「トータルでアンダーパーまで持っていけるように頑張りたい」。風は強く、グリーンもより硬くなるであろう午後の試練のラウンドが待つ。(フロリダ州オーランド/桂川洋一)
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