鳥取県の境港市観光協会は22日、漫画家の弘兼憲史さんと歌人の俵万智さんが特別審査員を務めた「第15回妖怪川柳コンテスト」の結果を発表した。一般の部で弘兼さんが選んだ大賞は、青森県八戸市の男性(64)(雅号・腹ペココーギー)の「アベノマスク 口裂け女が 駄目を出し」だった。俵さんは宇都宮市の男性(64)(同・テクノボー)の「ワクチンの 保管に雇う 雪女」を大賞に選んだ。
妖怪の特徴と世相を絡めて句を詠んでもらう企画で、全国の6~95歳が6008句を寄せた。約6割が新型コロナウイルスに関連した内容で、句に登場する妖怪も疫病を封じるとされる「アマビエ」が最多だった。
大賞作品について、弘兼さんは「確かにアベノマスクの大きさでは口裂け女の口は隠せませんね。はみ出した口にうろたえる口裂け女のユーモラスな情景が目に浮かびます」と講評。俵さんは「待望のワクチンですが、超低温で保管する必要があるとのこと。妖怪の特性を、前向きに活用しようというのがいいなと思いました」とコメントした。
小・中学生の部も弘兼さんと俵さんがそれぞれ最優秀賞を選び、弘兼さんは米子市の少女(15)(同・凛)の「リモートの 背景きれい 雪女」、俵さんは沖縄県沖縄市の少女(13)(同・ゆずは)の「コロナ禍に みんなマスクで 『私きれい?』」に決めた。
同協会の結城豊弘会長は「コロナ禍の中でも川柳でクスッと笑っていただきたい」と話している。他の入賞作品は同協会ホームページで紹介している。
からの記事と詳細 ( 大賞は「ワクチンの 保管に雇う 雪女」…妖怪川柳に6008句 - 読売新聞 )
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