Saturday, July 24, 2021

内村航平の東京五輪終わる 鉄棒落下予選落ち20分後には気丈に仲間激励 - ニッカンスポーツ

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鉄棒の演技で落下しうつむく内村(撮影・鈴木みどり)
鉄棒の演技で落下しうつむく内村(撮影・鈴木みどり)
  • 鉄棒の演技を終え浮かない表情の内村(撮影・鈴木みどり)
  • 鉄棒の演技で落下する内村(撮影・鈴木みどり)

<東京オリンピック(五輪):体操>◇24日◇男子予選◇有明体操競技場

鉄棒に専念して3大会連続の金メダルを狙った内村航平(32=ジョイカル)の五輪が終わった。3つの離れ技を成功させた後にひねり技で落下。13・866点で予選落ちが決まった。

得点を確認すると、サブ会場にいったんは戻ったが、約20分後に着替えを終えてフロアに戻ると、団体戦、個人戦を戦う日本代表の仲間のもとへ。あん馬を控えた同学年の亀山耕平をグータッチで激励する姿があった。

悲鳴を上げる肉体から、鉄棒に絞る苦渋の決断を下し、スペシャリストという新たな挑戦の末にたどり着いた舞台だった。大きな落胆を抱えるような状況でも、気丈に振る舞い、戦う仲間を支える姿があった。

「何かと五輪について伝えていく立場になるのかなと思います」。団体を戦う初出場の4人の後輩へ唯一無二の経験に基づいた助言を積極的にしてきた。自らの戦いが終わった直後でも、その使命感は変わらなかった。

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