侍ジャパンの東京オリンピック(五輪)代表にソフトバンク千賀滉大投手(28)を追加招集することが2日、分かった。代表に内定していた巨人中川皓太投手(27)が左第十肋骨(ろっこつ)骨折で辞退し、代替選手を検討していた。
当初の構想ではエース格だった千賀は4月に左足首靱帯(じんたい)を損傷。一時は五輪出場が絶望視されていた。だが順調な回復を見せ、6月中旬の3軍戦で実戦復帰。建山投手コーチも視察した同29日の3軍戦で最速156キロを計測し、5回1/3、1失点の投球を披露していた。
復帰の途上だった同16日の代表発表では選出外だったが、中川の故障で空いた1枠に、豪腕が合致した。先発だけでなく、リリーフにも適性があり、本来は稲葉監督も両輪での起用をにらんでいた。17年WBCでも4試合で防御率0・82で大会トップの16奪三振。国際大会でも圧巻だった。7月6日のロッテ戦で1軍復帰先発すると見込まれ、五輪初戦まで残り約1カ月でギアが上がることが期待される。
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