国際オリンピック委員会(IOC)は21日、都内で開いた総会で、2032年夏季五輪の開催地を豪州のブリスベンに決定した。豪州での五輪は1956年メルボルン、2000年シドニーに続いて3度目。IOCが19年に開催地の決定方法を変更してから、初めて選ばれた都市となった。
ブリスベンは今回の総会に提案された唯一の候補地で、IOC委員の投票は賛成72票、反対5票だった。決定後、招致を率いた豪州五輪委員会会長のジョン・コーツ氏は「若いアスリートたちに世界の最高峰を地元で見る機会など、パンデミック(世界的流行)での困難の後、社会を再び結ぶ多くのことをもたらすだろう」と喜びを語った。IOCのトーマス・バッハ会長は「スポーツを愛する国の提案で、大きな遺産をもたらす招致計画だ」と豪州側をたたえた。
IOCは19年、総会での投票で複数の候補地が争う方式をやめ、開催意志のある都市とIOCが継続的に話し合い、準備が整ったと判断した候補を理事会に推薦する方式を取り入れた。
ブリスベンは競技会場の84%が既存・仮設となることや、地域の開発計画との整合性、市民や地元自治体、州政府、豪州政府の支持などが評価された。
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