【8月5日 AFP】東京五輪は5日、陸上男子4×100メートルリレー予選が行われ、日本は38秒16の組3位で決勝に進出した。
日本は37秒82のジャマイカ、38秒02の英国に続いてゴールし、決勝へ駒を進めた。
一方、予選のもう一組では米国が敗退する波乱があった。この種目の米国はこのところ五輪でつまずき続けているが、今回も残念な結果に終わった。
トレイボン・ブロメル(Trayvon Bromell)、フレッド・カーリー(Fred Kerley)、ロニー・ベイカー(Ronnie Baker)、クレーボン・ギレスピー(Cravon Gillespie)の4人で臨んだ米国だったが、カーリーとベイカーのバトンパスが乱れ、さらにアンカーのギレスピーも良い走りができずに38秒10の組6着に沈んだ。
2019年の世界陸上ドーハ大会(17th IAAF World Championships in Athletics Doha)では金メダルを獲得した米国だが、五輪のこの種目では2000年のシドニー五輪以来優勝がなく、メダルも銀を獲得した2004年アテネ大会までさかのぼる。それでもここ数大会のふがいない結果は失格によるもので、完走したにもかかわらず敗退するのは今回が初めてとなった。
この失態に、米陸上界のレジェンドであるカール・ルイス(Carl Lewis)氏は「完全なる恥」のらく印を押し、ツイッター(Twitter)で「男子リレーの米国チームはすべてが間違っていた。バトンパスが間違いなら、走る順番も間違い。リーダーがいないのも明らかだった」と書き込んだ。
「完全なる恥だし、米国の代表がアマチュアの子たちよりひどいというのは、まったく受け入れられない」
米国の組では中国が37秒92で1着に入り、これにカナダとイタリアが続いた。(c)AFP
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