Thursday, May 14, 2020

Cohesity、自社ストレージの統合管理を行えるモバイルアプリ「Helios Mobile App」 - クラウド Watch

 データのバックアップや二次利用のためのセカンドストレージ製品などを販売するCohesity Japan株式会社は5月15日、モバイルアプリ「Cohesity Helios Mobile App」を発表した。さまざまな拠点のCohesity製品を統合管理するSaaSサービス「Cohesity Helios」のモバイルクライアントだ。iOS版とAndroid版があり、Apple App StoreやGoogle Playから入手できる。

 米Cohesityから4月15日に発表発表されており、その日本での発表となる。モバイルアプリ自体は2月ごろより公開され、同社では「すでに高い評価を受けている」という。

 Cohesity Helios Mobile Appでは、Cohesity Heliosのダッシュボードで見られるような情報を、出先でもスマートフォンから確認できる。例えばCohesityの各クラスターのヘルス状況や、パフォーマンス状況、アラート通知などを見られる。

Cohesity Helios Mobile App

各地のCohesityクラスターを一元管理するCohesity Helios

 Cohesity Japanがオンラインで開催したプレスブリーフィングでは、同社システムエンジニアの方焕杰氏が、Cohesity HeliosとCohesity Helios Mobile Appについて解説した。

 まずHeliosの背景となる課題として方氏は、データが拠点ごとにサイロ化していることにより、管理が複雑化し再利用が難しくなっていることを挙げた。

 こうした状況に対し、各拠点で動くCohesity製品およびその上のデータを一元管理するシングルプラットフォーム「Cohesity DataPlatform」と、そのSaaS上の管理コンソール「Cohesity Helios」をCohesityは提供している。

 Heriosの特徴として方氏は、オンプレミス、クラウド、エッジにかかわらずCohesityを単一のダッシュボードで制御できる「マルチクラスター管理」、ジョブとワークロードを自動化し容量の予測分析などをする「SmartAssist」、メタデータを収集して機械学習で分析する「Machine Learning Engine」の3つを挙げた。

Cohesity Japan システムエンジニア 方焕杰氏
Cohesity Herios
Heliosのダッシュボード(デモより)
Heliosから各クラスターのダッシュボードも確認できる(デモより)

 例えば容量予測では、機械学習を用いて、ストレージの使用率や増幅率などから将来のストレージ容量を予測し、その値が閾値を超えたときにアラート通知する。

 アラート通知としてはほかに、構成がベストプラクティスに違反することを検知した場合や、ソフトウェアの問題あるバージョンなどブラックリストによる検知、HDD障害などのハードウェアヘルスチェックの通知などがある。

 そのほか方氏はHeliosの機能として、クラスターを横断して瞬時に検索できる機能なども紹介した。

容量予測分析とアラート
インフラインストラクチャヘルスとアラート
クラスターを横断した検索機能

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May 15, 2020 at 09:00AM
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