ソニーモバイルがXperiaシリーズのSIMフリー販売を国内で本格化します。
まず8月28日には「Xperia 1」「Xperia 5」の2機種を発売。さらに10月30日には、5Gに対応したフラッグシップモデル「Xperia 1 II」も発売します。市場想定価格は「Xperia 1」が7万9000円前後。「Xperia 5」がやや安めの6万9000円前後なのに対し、「Xperia 1 II」は12万4000円前後を予定します。
Xperia SIMフリー新製品 緊急オンラインイベント 8/18 19時開始
涙目になりそうなスペックアップぶり
いずれも、国内キャリアが取り扱ってきたモデルですが、ソニーモバイル自身が取り扱うにあたり、仕様も若干変更されています。共通項としては、SIMフリー&デュアルSIM対応がそれにあたります。
▲3機種とも、SIMフリーでかつデュアルSIMに対応
3キャリアでしっかり使えるよう、対応バンドも幅広くなっています。例えば「Xperia 1 II」の5Gに関しては、ドコモ版がn78、n79と同社の持つ周波数にしか対応していないのに対し、SIMフリー版はn77、n78、n79の3バンドに対応。LTEもBand 1/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/21/26/28/38/39/40/41/42と、幅広く利用できるようになっています。詳細は割愛しますが、これは「Xperia 1」「Xperia 5」も同様です。
次にメモリやストレージも増量されました。「Xperia 1 II」のキャリア版はRAMが8GB、ストレージが128GBだったのに対し、SIMフリー版はRAMが12GB、ストレージが256GBと余裕の容量に。ドコモ版の「Xperia 1 II」を発売直後に購入した筆者が、涙目になりそうなスペックアップぶりです。発売が少し先なのが救い……でしょうか。価格はドコモ版より高くなっていますが、これだけの仕様差があればSIMフリー版を選んでいたかもしれません。
▲Xperia 1 IIの主なスペック(ここをクリックで拡大)対応バンド・メモリ・ストレージが強化されている
気を取り直して、「Xperia 1 / 5」はストレージのみ増量。それぞれ64GBから128GBにアップしています。特に「Xperia 1」「5については、海外版と比べ、ストレージが減ってしまっていた点が不満に上がっていましたが、SIMフリー版でようやく汚名返上した格好と言えます。また、Xperia 1 IIとXperia 5については、FeliCaを搭載し、おサイフケータイにも対応しています。
▲Xperia 1の主なスペック(ここをクリックで拡大) ストレージがアップした一方でおサイフケータイは非対応に
▲Xperia 5の主なスペック(ここをクリックで拡大) ストレージが128GBに増量された
カラーバリエーションも一部異なります。Xperia 1 IIには新色の「フロストブラック」が登場。ブラック自体はキャリア版にもありますが、SIMフリー版のそれは、マットな手触りで落ち着いたデザインに仕上がっているとのことです。一方で、Xperia 1はブラックとパープルの2色展開にカラーを縮小。Xperia 5に関しては、キャリア版と同じ4色が取りそろえられています。
▲Xperia 1 IIのSIMフリー限定色になるフロストブラック
▲Xperia 1 IIは、上記フロストブラックを含めた3色展開
▲ブラックとパープルの2色展開になったXperia 1
▲Xperia 5はカラフルな4色展開をキープ
ただし、キャリア版から削られた仕様も一部あります。具体的にはワンセグ/フルセグで、こちらは3機種とも非対応。「Xperia 1」については、おサイフケータイにも非対応になっています。「Xperia 1」「Xperia 5」は2019年モデルのため、どちらかいうとコスト高だったXperia 1は、仕様を削って価格を抑えたと捉えることもできます。
キャリアに比べて不安の残るサポート体制も強化しています。故障・水濡れ・全損時に少ない負担金で交換や修理のサービスが受けられる「Xperia ケアプラン」を用意。月額500円、年払いで5000円のサービスで、交換や修理が割安になります。交換は「Xperia 1 II」が1万円、「Xperia 1」「Xperia 5」が7000円で年2回まで。修理サービスは回数無制限で、上限金額は5000円となります。
SIMフリー版を一挙3機種投入の背景
昨年、ソニーモバイルはSIMフリー&デュアルSIMの「Xperia 1 Professional Edition」を発売しています。ディスプレイの色温度を個体ごとに調整するなど、まさにプロ向けといった1台でしたが、一般のユーザーからの反響も大きかったようです。同モデルの購入理由の上位には、「SIMフリーだから」といった理由が上がっていたとのこと。SIMフリー版の要望が強かったこともあり、今回の3機種の投入に踏み切りました。
メーカーとユーザーの間にキャリアが挟まってしまうキャリアモデルとは異なり、SIMフリー版はメーカーが直接、ユーザーに対してブランドを訴求することもできます。よりダイレクトにユーザーとのつながりを持てるという点では、ブランド力を強化できます。今回投入する3機種が、販売数を稼ぐミドルレンジモデルではなく、いずれもフラッグシップモデルであるところからも、ソニーモバイルがユーザー接点を重視していることが伺えます。
実際、ソニーモバイルは「Xperia 1 Professional Edition」のときより販路を拡大しており、ソニーグループの持つあらゆるタッチポイントを使ってXperiaを展開する、と語っています。具体的には、直販のソニーストアだけでなく、一部量販店やECでも販売を予定しているとのこと。BRAVIAやαなど、ソニーが展開する他ジャンルの製品との連携もアピールされるようです。「II」「III」と分かりやすい型番をつけ、過去モデルも同時に店頭に並べるのは、同社のカメラの売り方に近いとも言えます。
ただし、上記の方針もあって、ミドルレンジモデルの「Xperia 10 II」や「Xperia 8」などは今回のラインナップには含まれていません。SIMフリー市場の主戦場は3万円前後のミドルレンジモデルなだけに、次のステップではもう一歩踏み込んだラインナップが求められそうです。ファーウェイ、シャープ、OPPOとガチンコ勝負できるラインナップにも期待しています。
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August 18, 2020 at 11:07AM
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ついに登場、Xperia 1 IIのSIMフリー版。ワンセグ非搭載もRAMやストレージ増量(石野純也) - Engadget日本版
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