東京オリンピックの開幕まであと11日。各国・地域選手団が続々と入国し、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長も来日を果たした。とはいえ緊急事態宣言下の開催、しかも首都圏などの会場は「無観客」となり、コロナ禍の影響はいよいよ深刻である。それでも開幕の日を待ちわびているというスポーツ界のあの重鎮に会った。
それは選手村の村長を務める川淵三郎さん(84)だ。2月、川淵さんは東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(当時)が女性蔑視発言で引責辞任する際、後任として会長就任を要請され、受諾する意向だったが、一転して辞退。その後、川淵さんの姿はほとんど見かけなかった。6月初旬。記者は川淵さんへ取材をお願いする手紙を送ったが、川淵さんから電話をもらい、いったんは丁重に断られた。しかし川淵さんは「話せる時が来たら話します」とも約束してくれた。
それから約1カ月後、取材に応じた川淵さん。「タイミングがあった。いろいろ言いたかったが、反対の声がさらに高まる可能性もあり、あえて言わなかった。組織委員会に迷惑をかけてはいけない」と、しばらく沈黙していた理由を明かした。
改めて会長人事の一件について聞いてみると、「本当は全然やりたくなかったよ。荷が重いし大変だし。肉体的にも。精神的にも」と苦笑い。…
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