ULは11月6日(東ヨーロッパ標準時)、3Dグラフィックスのベンチマークアプリ「3DMark」のダウンロードコンテンツとして「3DMark Storage Benchmark」を公開した。利用には3DMarkの「Advancedライセンス」または「Professionalライセンス」が必要で、Advancedライセンスのユーザーは追加で2.99ドル(約340円)を支払う必要がある。
一般的なデータストレージのベンチマークアプリでは、ダミーデータを使って読み書き速度をテストする。ダミーデータの生成は実際の利用シーンを想定したものではないため、ストレージ自体の“理論的な”性能をチェックする参考にはなるものの、その結果と実際の利用シーンにおけるパフォーマンスとの結び付けが難しい場合がある。
そこで3DMark Storage Benchmarkでは、実際のゲームをプレイする際に発生するデータの読み書き状況をモデル化した「トレース」と呼ばれるデータを使ってストレージの読み書きパフォーマンスを計測する。これにより、ゲームプレイ時の実態に限りなく近い状態で読み書きをチェックできるという。
トレースには、以下のシナリオが用意されている。
- 「Battlefield V」の起動からメインメニューまでの遷移
- 「Call of Duty: Black Ops 4」の起動からメインメニューまでの遷移
- 「Overwatch」の起動からメインメニューまでの遷移
- Overwatchをプレイしながら「OBS(Open Broadcaster Software)」を使って「1080p/60fps」の動画を録画
- 「Epic Games Launcher」を使って「The Outer Worlds」をインストール
- The Outer Worldsでゲームの進捗(しんちょく)を保存
- 「Counter-Strike: Global Offensive」のSteamフォルダーを外付けSSDからシステムドライブにコピー
テスト結果は、3DMarkのグラフィックステストと同様に「スコア」で示される。データの実転送帯域や平均アクセス速度も合わせて表示される。ULのテストによると、主要な最新SSDのスコア(参考値)は以下の通りになったという。
- Serial ATA接続
- Samsung SSD 860 EVO(1TBモデル):1193
- PCI Express 3.0接続
- WD BLACK SN750(500GBモデル):2014
- Intel Optane SSD 900P(280GBモデル):4241
- PCI Express 4.0接続
- Samsung SSD 980 PRO(500GBモデル):2858
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