2022年07月20日14時05分
安倍晋三元首相が奈良市で銃撃され死亡した事件で、逮捕された無職山上徹也容疑者(41)の自宅から押収された火薬のような粉末が、複数の容器に分けて保管されていたことが20日、捜査関係者への取材で分かった。
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試行錯誤しながら独自に調合して完成させた火薬を容器ごとに分類していた可能性もあり、県警は粉末成分の鑑定を急いでいる。
県警は事件があった8日と16日、奈良市にある山上容疑者宅を捜索。8日の捜索では火薬のような粉末を押収した。捜査関係者によると、この粉末は複数の容器に分けて保管されていたという。
県警はこれまでの捜索で、同容疑者宅から火薬原料の計量に使用可能な電子秤や、調合に使えるミキサー、工具なども押収した。容疑者の車からは「火薬を乾かすのに使った」というアルミホイルが巻かれたトレー数枚も見つかった。同容疑者は電子秤や工具などについて「拳銃や実包を作るのに使った」と供述し、火薬の原料をインターネットで購入した形跡があった。
山上容疑者は、事件に使われた2本の金属パイプを束ねた銃のほか、パイプの本数などが異なる少なくとも5丁の銃を製作。火薬も自作し、銃と併せて性能などを確認するため、奈良県内の山中で試射を繰り返していたとされる。県警はこの山中から、弾丸の一部とみられる金属片やプラスチック片を多数回収している。
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