IIR vol.55 第3章 フォーカス・リサーチ(2)では、IIJのサービス基盤におけるストレージに関する課題と対応について取り上げています。コンピュータの処理能力の増大、ネットワークのデータ転送速度の向上に支えられ、全世界で生成・処理されるデータ量は大きく伸長しています。それらのデータを蓄積しているのがストレージであり、ストレージもコンピュータやネットワークと同様に大きく進化しています。IIJでも増大するデータを安全に保管するために多くのストレージを運用しています。本レポートではストレージの基本的な説明に加え、IIJで多く利用しているFC-SANとストレージの運用技術について紹介します。
本報告の注目ポイント
- FC-SAN特有の冗長性やパーティショニング機能の解説
ITシステムにおいて、サーバ・ネットワークと並んで重要な要素とされるのがストレージです。小規模なシステムにおいては、サーバの中に内蔵されたハードディスク(HDD)や半導体ディスク(SSD)が利用されますが、一定規模以上のシステムではストレージだけを独立させ、専用のコントローラーを備えたディスクアレイ(ストレージアレイ)が利用されるのが一般的です。また、ストレージアレイとサーバを接続するための専用ネットワーク(SAN)が利用されます。
IIJでは、2000年頃より大規模なシステムインフラを運用し、さらにクラウドサービス「IIJ GIO」のサービス基盤の開発・運用を行っています。こうしたシステムでは非常に規模の大きいストレージシステムが必要とされ、IIJはこのストレージシステムの設計・運用において多くの経験を積んできました。
今回は、IIJが運用するストレージシステムの中から、FC-SAN(ファイバチャネル)を用いたシステムにフォーカスし、FC-SAN特有の機能やそれを生かしたシステムの構築・運用の方法をご紹介します。
本件については約8分の動画でご紹介してますので、併せてご覧いただければ幸いです。
本レポートの全文はこちらからご覧いただけます。
関連リンク
からの記事と詳細 ( サービス基盤でのストレージに関する課題と対応(IIR vol.55 3章) | IIJ Engineers Blog - Internet Initiative Japan )
https://ift.tt/67PjS4C
0 Comments:
Post a Comment