クラウドストレージサービスを提供するBackblazeが、データセンターで運用している27万台超のHDDのうち、ブートドライブ4400台とテスト運用のデータドライブなど466台を除いた26万9756台の故障率をまとめたデータを公開しました。
Backblaze Drive Stats for 2023
https://www.backblaze.com/blog/backblaze-drive-stats-for-2023/
Backblaze's geriatric drives kicked the bucket more in 2023 • The Register
https://www.theregister.com/2024/02/13/backblaze_failure_rates/
2023年にBackblazeが運用したHDDは全35モデルあり、運用台数が最多だったのは14TBの東芝「MC07ACA14TA」で3万7913台でした。なお、累計稼働日数は1382万7478日、故障回数は426回で、故障率は1.12%でした。
35モデルのうち、Seagateの「ST8000NM000A」のみ、故障がまったく発生しませんでした。2022年第3四半期に導入されたもので、運用台数は204台。累計稼働日数が5万2876日と少ないものの、18カ月にわたり故障がないのは「いい出だし」とBackblazeは分析しています。
総故障台数は4189台で、これを1年間の平均として考えると2時間5分ごとに故障したドライブを交換した割合になるとのこと。もし1週間の労働時間を40時間に制限すると、ドライブ交換作業は30分おきとなります。
2021年から2023年の3年間のデータを比較するとこんな感じ。2023年はドライブの平均使用年数が伸びていたこともあり、故障率は全体的に上昇気味。
容量別・年別の故障率グラフも公開されています。総じて10TBモデルの故障率が高めといえます。
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