Friday, February 23, 2024

【CP+2024】「4.0」対応のCFepxressが覇を競う…メモリーカード/ストレージの展示をピックアップ - デジカメ Watch

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Nextorageブースではメモリーカードの拡大パネルを複数枚用意。遠くからでも目立っていた

CP+2024の会場でメモリーカード分野に注目すると、CFexpress 4.0対応カードの展示が多く目につく。CFexpress 4.0に対応したカメラはまだ登場していないが、4.0対応のカードリーダーを使うことで、PCへの取り込みが高速化できることを各ブースともに訴求していた。

SUNEASTもCFexpress 4.0対応カードを予告

旭東エレクトロニクスはSUNEASTブランドのCFexpress 4.0 Type Bカードを参考展示していた。6月以降の発売を予定している。また、CFexpress 2.0 Type BではVPG400対応カードも同時期の発売を目指して開発中とのこと。

CFexpress 4.0 Type Bカード。ULTIMETE PROシリーズとなる
CFexpress 2.0 Type BのVPG400対応カードも

CFexpress 4.0 Type B対応カードリーダーも年内の発売とアナウンスしていた。

左から2番目がCFexpress 4.0 Type B対応カードリーダー。左端は2月下旬に発売される外付けSSDで1TB品が24,800円、2TB品が44,800円。中央は6月にマクアケで公開予定のSSDで、iPhone用のマグネットを搭載している

金属外装のCFexpress 4.0 Type Bを展示したEXASCEND

RAIDブースでは、EXASCENDブランドのCFexpress 4.0 Type B対応「Essential Pro」シリーズが展示されていた。3月から4月にかけての発売を予定している。価格は未定。

外装がアルミ製で強度があるほか、発熱の面でも有利だとする。512GB~2TBをラインナップする。

アルミ外装のCFexpress 4.0 Type Bカード

CFexpress 4.0対応のType Aカードも同時期の発売を予定している。高速な上に容量は最大1TBと大きい。今後2TB版も予定しているという。

CFexpress 4.0対応のType Aカード

またCFexpress TypeAをType Bに変換するアダプターも単体で発売予定とする。カードの速度を落とさずに転送できるそうで、両タイプのカメラユーザーには便利なアイテムになるだろう。

CFexpressの変換アダプター

Lexarは防水カードなどを展示

Lexarもブースを出展。CFexpress 4.0 Type BおよびType Aカードをアピールしていた。いずれも6月末に発売予定となっている。共にVPG400に対応し、高画質な動画収録にも対応できるという。

左はType Bで128GB~1TBを、右はType Aで80GB~1TBのラインナップとなる

防水や防塵性能を備えたARMORシリーズも目を惹いていた。SDメモリーカードと外付けSSDを用意し第2四半期までに発売する。SDメモリーカードはIP68対応で水深1mの連続防水となっている。また5mからの落下にも耐えるとする。

ARMORシリーズのデモ
実際に水中に沈めたSDメモリーカード。いずれもUHS-II対応
こちらは外付けSSD。IP66、耐落下3m対応となる

AngelbirdがiPhone向けカードリーダーを展示

銀座十字屋はAngelbirdのカードリーダー「Recording Module」を展示していた。MagSafeを利用してiPhoneの背面に装着することで、iPhoneの外付けストレージとして使用するもの。

左がSDメモリーカード、右がCFexpress Type Bにそれぞれ対応する
背面にマグネットを備えるほか、対応したリグ用のネジ穴もある

ProRes記録にも対応し、長時間記録できるのがメリット。価格は未定で3月上旬に発売する。UHS-II対応のSDメモリーカード版とCFexpress Type B版を用意する。インターフェースはUSB Type-C。

使用イメージ

OWCはCFexpress 4.0 Type Bのカードリダーを展示

OWC(Other World Computing)では、CFexpress 4.0 Type B対応のカードリーダーを展示していた。USB4接続で3,300MB/秒以上の転送速度を実現するという。3月下旬に1万5,000円程度で発売する。

Atlas USB4 CFexpress Type Bメモリーカードリーダー

USB4以外の接続でも純正ソフトのフル機能が使える。そのため、カードリーダー本体に転送モードを設定するスイッチが装備されている。熱対策のためのヒートシンクも内蔵し、高速性能を維持するという。

背面に転送モード切替スイッチがある

USB4接続の外付けSSD「Express 1M2」も参考展示されていた。3月以降に発売する。外装がヒートシンクそのものになっており速度の安定性をアピールしていた。1/2/4/8TBをラインナップするが、ケース単体としても発売。ユーザーがM.2 SSDを組み込むことで使用できる。

そのままヒートシンクのような外観のSSD「Express 1M2」

EXCERIAからは2TBのmicroSDメモリーカード

キオクシアブースでは、microSDメモリーカードとしては珍しい、2TBという大容量「EXCERIA PLUS G2 microSD UHS-I カード」を展示していた。1月に発売済みで、価格は10万円前後となっている。

EXCERIA PLUS G2 microSD UHS-I カード

次世代規格をアピールするSDアソシエーション

SDアソシエーションは次世代規格となる「SD Express」の説明を行っていた。動画記録でもビットレートが最大600MB/秒に対応する高速規格で、8ストリームの同時録画も可能となる。

SD Expressは動画向けのスピードクラス規定もある
SD Expressのスペック

ブースにはSanDiskのSD Express対応カードが参考展示されていた。SD ExpressはSDメモリーカードのUHS-Iと互換性があり、従来の機器でも利用できる。SDメモリーカードは書き込み650MB/秒。microSDメモリーカードもラインナップする。発売時期は未定。

SD Expressの参考展示品
対応するカードリーダーも参考展示されていた

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