4年後に満杯の「使用済み核燃料」 関電は一時保管のための新施設の設置へ…福井県に了解求める02月08日 18:32
関西電力は、福井県内にある3つの原発すべてに使い終えた「使用済み核燃料」を一時的に保管する新たな施設の設置に向けて福井県に了解を求めました。 福井県内にある関西電力の原発には、「使用済み核燃料」が貯蔵プールに保管されていて、このままの状況が続くと早ければおよそ4年後には満杯となります。 これについて、関電は2023年10月、中間貯蔵施設に運び出したり再処理工場を稼働させるなどして貯蔵容量を原則増やさず、今後県外に搬出するための工程表を提出しました。 福井県が容認したことで、原発の稼働は続いていますが中間貯蔵施設の建設地のめどはたっていません。 そして8日、関西電力は3つの原発の敷地内に「乾式貯蔵施設」を新たに設置する意向を示し、事前の了解を福井県に求めました。 施設で使う専用の容器は水や電気を使用せず空気で自然冷却するもので、「維持管理しやすい」などといわれています。 原発の敷地内にさらに貯蔵施設ができることになりますが、関西電力は中間貯蔵施設に円滑に搬出するために作られる施設で「貯蔵容量を増やすためのものではない」と強調しました。 【関西電力株式会社 原子力事業本部長代理・高畠勇人さん】「中間貯蔵施設ができたらすみやかに早急に搬出したい。貯蔵容量を増やさない、原則使わない発電所として貯蔵容量は変わるものではない」 関電は「乾式貯蔵施設」を2025年から2030年にかけて3つの原発内に最大で65基設置したいとしていて、福井県は今後議会などでの議論も踏まえ判断する予定です。
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