Wednesday, February 14, 2024

「雪室」で保管のじゃがいも 掘り出し作業が始まる 黒石市|NHK 青森県のニュース - nhk.or.jp

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雪で作られた天然の冷蔵庫、「雪室」で2か月ほど保管したじゃがいもを掘り出す作業が、14日青森県黒石市で行われました。

黒石市にある野菜の生産会社では寒さで糖度が上がる野菜の性質を利用して、雪で作られた天然の冷蔵庫、「雪室」で熟成させたじゃがいもづくりを10年前ほどから行っています。

14日は、会社の従業員2人が、2ヶ月ほど保管した「きたあかり」や「メイクイーン」など6種類のじゃがいもを雪室から掘り出す作業を行いました。

作業ではまず、建設用の機械を使って、雪室を覆っている高さ3.5メートルほどの雪山を少しずつ崩していきます。

そして、シャベルでさらに雪を掘って出入り口を作ると、雪室の中に入って次々とじゃがいもが入った箱を運び出していました。

雪室で保管されたじゃがいもは、熟成されることで糖度がおよそ10度になり、通常のじゃがいもと比べて2倍ほど甘みが増すということです。

作業にあたった生産会社の伊藤暢行さんは、「雪室で甘みが増したじゃがいもをぜひ味わってもらいたい。フライドポテトやじゃがバターにして食べるとおいしいです」と話していました。

「雪室じゃがいも」は、来月中旬まで掘り出し作業が行われ、袋詰めされたじゃがいもは地元のスーパーや、会社が運営するオンラインショップなどで購入できるということです。

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