Wednesday, November 17, 2021

3回目接種で新方針も…“希釈”“保管”混在に不安 - テレビ朝日

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堀内ワクチン担当大臣が17日、急きょ会見を開き、3回目接種の新たな方針を示しました。

ワクチン担当・堀内大臣:「来年2月および3月に追加接種に用いるワクチンとして、対象となる方の人数に相当する3700万回を配分させて頂く」

その内訳は、ファイザーが2000万回分、モデルナが1700万回分で、来月中旬から都道府県に配送します。

ワクチン担当・堀内大臣:「ファイザーとモデルナ、それぞれの接種体制を充実させる観点から、接種を実施する医療機関などにおいて、複数種類のワクチンを取り扱って頂けることを可能とする」

これまで大規模接種や職域接種が中心だったモデルナを、地域の医療機関など、個別接種でも打てるようにしました。

会見では質問が相次ぎました。

ワクチン担当・堀内大臣:「(Q.予約の段階で、何を打つかというのを個々人で選択をするということか)ご自身で、予約の段階で、例えば私は何月何日にファイザーを打ちたいとか。受け入れる側がその日にその種類を接種していれば予約ができる。(Q.在庫の状況を予約の段階で確認してということか)色々、接種会場の色々ホームページとか、色んなものを確認して頂いて、ご自身で予約を入れて頂ければ。(Q.モデルナはちょっと副反応が強くて、ファイザーに希望が集中する懸念は)ファイザー、ファイザー、ファイザーになったとしても、ファイザー、ファイザー、モデルナになったとしても、いわゆる副反応についての発生の差はないという報告を私自身は受けている」

これまでワクチン接種を行ってきたクリニックは、政府の新しい方針に戸惑っています。

みやびハート&ケアクリニック・渡邉雅貴院長:「我々開業医は、原則的には今まではファイザー社製のワクチンを保存し接種するオペレーションに習熟している。モデルナに関しては、その取扱いに慣れていない。異なるコロナワクチンを接種する時には、オペレーションには相当、気をつかわなければならない。手間が増えることは間違いない」

2つのワクチンは、取り扱い方法も異なります。薄めて使うファイザーに対し、希釈がいらないモデルナ。さらに、接種する量も違えば、保管する温度も違います。

みやびハート&ケアクリニック・渡邉雅貴院長:「ディープフリーザー(超低温冷凍庫)でファイザー製のワクチンを保管し、使用の直前に(冷蔵庫に)移す。モデルナのワクチンは、ディープフリーザーを使ってはいけない」

解凍するために使用する冷蔵庫の中には、様々なワクチンが入っています。
みやびハート&ケアクリニック・渡邉雅貴院長:「ファイザーの解凍も行っていますが、インフルエンザとか様々入っている。たくさんのワクチンが混合すると、この中が混雑するので、ミスの原因になり得る」

厚労省は医療機関に対し、2種類のワクチンを取り違えないよう、接種の日時や場所を明確に分けることを求めています。

みやびハート&ケアクリニック・渡邉雅貴院長:「個人的には、1医療機関で複数の銘柄のワクチンというよりは、1銘柄のワクチンでオペレーションをしていくのが、今までの安全性の担保の継続という意味でも有効性が高いだろうと思うが、多くの患者さんに投与することも同時に必要なので、非常に難しい判断だと思う」

ワクチン接種をめぐっては、医療機関に長蛇の列ができるなど、各地で混乱が相次ぎました。3回目接種で、種類まで選べるとなると、特定のワクチンに人気が集中するなど、さらなる混乱の懸念もあります。

会社員(20代):「(Q.どのワクチンを打った)モデルナです。予約が取りにくくなるのは嫌だが、副反応ない方を打ちたいので、予約待ってでもファイザーを打つ」

会社員(30代):「できれば同じモデルナで打ちたい。システムエラーで、モデルナ予約したのに、ファイザーに変わっていたとか怖い」

準備を進める自治体では、厚生労働省によるオンライン説明会が行われました。モデルナが医療機関で使われることについて、注意点が示されました。

厚労省の担当者:「武田モデルナ社ワクチンの配送数が増えるので、新規に冷凍庫が必要。小規模の会場を念頭に、フロア分けなどは必須としませんが、時間的・空間的な区分をするようお願い致します」

そして、これまで問題となっていた、2回目の接種の後、どのくらい期間を開けたら良いか。厚労省は、「原則8カ月」としながらも、自治体の判断で6カ月でも良いとしていました。

厚労省の担当者:「原則8カ月以上というところで、変わりはありません。地域の感染状況、クラスターの発生状況など、非常に特殊な状況の場合には、事前に厚労省と相談したうえで、6カ月以上で接種した場合も予防接種法に基づく接種の取り扱いは変えない」

期間を6カ月に短縮する場合、自治体と国で相談が必要だということです。しかし、どういった条件で可能なのかは示されませんでした。

戸田市ワクチン接種対策室・福田忠史課長:「(Q.説明会を受けて率直にいかが)『6カ月は例外」という話があったので一安心したが、詳細な方法とか、まだ分からないところがいっぱいあると思うが、早期に示して頂きたい」

3回目の接種開始まで2週間。埼玉県戸田市では、2回目の接種から8カ月が経過している医療従事者約240人分の接種券を、18日以降に発送します。

戸田市ワクチン接種対策室・福田忠史課長:「12月1日に接種開始というのも、かなりタイトなスケジュール。かなり複雑になるので、そこは一番注意していきたい。1つの冷蔵庫の中に2種類(のワクチン)が入る可能性もある。かなり複雑な管理になると思うので、医師会に相談したい」

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