Wednesday, September 14, 2022

沖縄の中世の墓から持ち帰り京大保管遺骨 返還訴訟2審始まる|NHK 関西のニュース - nhk.or.jp

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昭和のはじめに当時の京都帝国大学の研究者が、沖縄県の中世の墓から研究目的で持ち帰った遺骨を大学側がいまも保管しているのは不当だとして、当時の有力者の子孫だとする人らが訴えている裁判の2審が大阪高等裁判所で始まり、原告側は改めて遺骨の返還を求めました。

沖縄県今帰仁村にある百按司墓(むむじゃなばか)に葬られていたとされる琉球王国時代の有力者の子孫にあたるとする人など4人は昭和3年以降、当時の京都帝国大学の研究者がこの墓から研究目的で持ち帰った遺骨26体を、いまも大学側が保管しているのは不当だなどとして、返還を求める訴えを起こしています。
1審の京都地方裁判所は、ことし4月、「原告らに返還を求める権利はない」などとして訴えを退け、原告側が控訴しています。
14日から大阪高等裁判所で2審の裁判が始まり、原告側は「琉球民族の一員としてもこの墓に葬られている有力者の子孫としても、返還を求める権利がある」と主張しました。
原告の亀谷正子さんは「遺骨は90年間も研究対象として閉じ込められ、祖先への信仰に対する冒とくだ」と述べ、いまの京都大学での遺骨の保管状況などを裁判官が確認して検証するよう求めました。
一方、大学側は、控訴を退けるよう求めました。

【原告“琉球民族の未来のために”】
裁判のあと、琉球王国時代の有力者の子孫にあたるという沖縄県に住む原告の亀谷正子さん(78)は、「裁判官が司法の良心を持ち、勇気ある人であることを願っている。先祖のためだけでなく琉球民族の未来のために頑張りたい」と話していました。

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