小浜市は、市が保管していた身寄りのない人が死亡して残した現金約４０万円がなくなったと明らかにし、盗難の可能性があるとして警察に被害を届け出ました。
小浜市によりますと、紛失したのは身寄りのない人が死亡して残ったままとなり、市が平成２８年から保管していた「遺留金」約４０万円です。
市民福祉課の職員が手提げ型の金庫に入れたあと、会計課の金庫で保管していましたが、２月、「遺留金」を国に引き渡す作業のため確認したところ、紛失に気づいたということです。
市は関係者の聞き取りを行ったものの、「遺留金」が見つからなかったことから、盗難の可能性があるとして、１６日、警察に被害を届け出ました。
市は、「遺留金」を平成２８年に預かってから７年間、一度も確認していなかったということで、今後は、金融機関に預けるなど、再発防止を図ることにしています。
小浜市の市民福祉課は「市民の信頼を失墜させる行為で、おわび申し上げます。今後は公金の適切な管理体制を徹底し再発防止を図ります」とコメントしています。
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